皆さんは「街コン」を知っていますか?簡単に言えば合コンの大人数バージョンです。普通の合コンが4~6人程度であるのに対して、街コンは50~100人ほどの規模で開催されます。数年前に町おこし的な感じで広まり、メディアに取り上げられるようになった「街コン」という言葉はかなり浸透したと思います。
そして、2017年5月28日、私もついに初めて街コンに参加しました。しかも、参加者はみなオタクという「オタパ!」です。一般の人々にはあまり知られていませんが、オタク達にとっては一番有名なオタクおすすめの街コンですね。テレビや新聞などのメディアでも注目を浴びています。
※2018年2月
池袋開催に初参加しました。
※2018年3月
何か所か情報を更新しました。
ただネットで調べてもオタパの感想や口コミが出てこなく、初めて参加する人にとっては少々不安でした。そこで今回は私がオタパの仕組みと実際に参加して思ったことをまとめていきます。ちなみに、東京開催のオタパ!プレミアムに参加しました。
※オタパ会場での写真撮影は禁止なので画像は一切ありません。
オタパ申込みから当日までの流れ
オタパ公式サイトから申し込みますが、男性の場合2カ月先の開催でもすぐに埋まってしまいます。私も3月になって毎日オタパ公式サイトをチェックして、5月開催分の募集が始まった瞬間申し込んでようやく参加できました。ちなみに、運営側の営業時間内に順番に対応しているので、夜に参加申し込み出来ても翌日に却下のお知らせが来ることもあります。
参加申し込みができた人にはメールで参加料金の支払いの案内が届きます。支払いは銀行振込のみ対応しています。
銀行振込が確認されると、自己PR文を記入するよう案内のメールが届きます。これはオタパ当日に冊子にされて参加者全員に配布されます。オタパではこのPR文を見ながら会話することになるので、自分が好きなアニメや漫画、その他趣味などをしっかりとまとめておきましょう。
当日の集合場所等は開催日の前々日くらいにメールで案内が来ました。まぁ東京開催は秋葉原駅(※2018年現在は池袋駅東口)と決まっているし、開催時間もわかっているので、集合場所だけしっかりと確認しておきましょう。
オタパ当日の流れ
さぁ待ちに待ったオタパ当日!私は2ヶ月待ってようやくですよ!(笑)でも女性は前日まで募集していましたね(笑)男女比大丈夫なのだろうか‥と不安に。
オタパ1次会は14時~17時(2次会は任意参加で17:30~19:30)なので、13時過ぎぐらいから指定の集合場所で受付が行われました。というか、メールの案内を見る限り、集合場所=開催場所となっており、「あれ?何店舗か移動するんじゃないのかな?」と、これまた怪しい感じに‥。
受付では写真付き身分証をスタッフが確認し、テーブル番号の札をもらいます。私は受付時間ギリギリに行ったのですでに会場にはたくさんのオタクが!そしてこの時点でまさにこの1店舗だけでずーっとやることを認識しました。テーブル番号は受付順らしく、私は最後のテーブル番号17をもらいました。
1テーブルで男2人、女2人です。
「あれ?最後で17ってことは‥?」
そう、てっきり50:50かとおもったら、男女17組、つまり34:34のようです(日によって50:50に近い時もあります)。それでもよく男女比半々にもっていけましたね。街コンの中にはあきらかに男性のほうが多くてバランスが悪いイベントも多いようなので、オタパはかなり良心的というか、街コンとしてしっかりしていると感じました。
「あれ?でも女性は前日まで募集していたし、本当は足りなかったのでは‥足りない女性はサk‥」
まぁ変な勘ぐりはなしにしましょう。ともかく、最後のテーブル番号の私の席の前にも女性がいるだけでOKです(笑)
さぁオタパ!スタートですよ!
別日に参加した時は参加者が多かったらしく、近くのビルのお店と連携して店舗移動型でした。ただ会場の広さや設備に差があり、盛り上がりもだいぶ差がありました。席の移動や店舗移動のルールが異なりますが、ややこしくなるのでここでの説明は省略します。
オタパ1次会の様子
まず、各席には参加者全員のPR文がまとめられた冊子が置いてあり、それを元に同席した人と会話をしていきます。参加者はみな自分のニックネームを書いたネームプレートを首から下げているので、そのニックネームで呼び合います。
あ、どうでもいいことですが、司会には吉本興業から派遣された、全く知らない芸人がコスプレして色々説明していました。今回は弱虫ペダルの何とかってキャラらしく、本人はずーっと物真似していたようですが、私は知らないので全く面白くもないし、参加者は司会者が誰とかよりも、目の前に座っている人とどう話せばいいのか必死です(笑)
後日色々調べたらムラムラタムラさんという芸人ですね。弱虫ペダルの巻島裕介役の声優森久保祥太郎さんが公認するほどそっくりです。巻島以外にもルルーシュやジョジョの物真似が得意です。そして私も気になって弱虫ペダル観たらはまりました(笑)
ちなみに、一回だけBANBANBANが来てました。フリーザ様の物真似で有名な人ですね。めっちゃ面白かったのですが、オタパにはあまり来ないようです。
まぁ、そんなこんなで何とか同席した人たちと話をすると、テーブル移動の時間が来ました。どうやら30分ごとに男性が別のテーブルに移動していくようです。移動先のテーブルは番号が指定されるので、どんな人と同席するかは運です。1次会は3時間あるので、結局6つのテーブルで合計12人の女性と話をすることができました。
「ライン交換できるの?」
はい!できます!というか、司会の人が「もうそろそろ移動なので今のうちにライン交換してくださいね~」とアシストしてくれます。やはりオタパは神運営です!ただ、最初の3つのテーブルではお互いびびって交換できず‥こういうのは男の方から積極的に行かなければいけませんね。
オタパ参加者はどんな人がいるのか
そう!最も気になるのはオタパにどんな人が来るかですよね!ご安心ください。私が見た感じほとんどがオタクでした(笑)ぱっと見だと普通の感じの人も結構いましたね。ただ話してみると好きなアニメや漫画のことを色々と知っているので、やはりオタクですね(笑)
オタクのジャンルや度合いは幅広いです。ジャンプ系が好きな人もいれば、ロボット系もいるし、乙女ゲーム好きな人もいます。中には歴女もいましたね。好きなアニメや漫画がかぶっていればそれで盛り上がりますが、「これ知ってます!面白いですよね~」でも話が広がりました。1組30分だし、PR文の内容をつっついていれば大体すぐに終わります。
「可愛い子は?」「イケメンは?」
います。いますよ!なんで街コン来てるの?っていう感じの人も実際にいるんですよ!もちろん割合的にはかなり少ないですが‥。
ただ、大体そういう人の周りには異性が集まっているので、ライバルが多いです(笑)この辺の、いわゆるオタパ攻略法は後で詳しくまとめます。
開催された店舗の雰囲気と食事の内容
今回私は「オタパ!プレミアム」に参加しました。参加費用は男子7,500円で女子は2,500円でした。街コンにしてもかなり高額で、しかも次回から値上げされた男子は8,000円です。
プレミアム特設ページには「少し大人なオシャレ系ダイニングバー」「リラックスして盛り上がれるパーティー系ダイニングバー!」と記載されています。さらに「料理は美味しい店舗人気メニューをご用意!」とも書いてありますね。
「さぞ豪勢なパーティーになるんだろうなぁ」
そう期待していた時期がありました。
まことに残念ながら‥私が見る限り、店舗はただ広いダーツバーにテーブルを並べただけでした。プロジェクターもありましたが、ただいくつかのアニメを断片的に流しているだけで、しかも音声なしです。まぁこっちは目の前の人と話すわけですから見る余裕はないのでどうでもいいですが。
たださらに残念だったのは食事です。「水っぽいウインナー3種類、グチャっとした唐揚げ、しっとり固いフライドポテト、いつの間にか消えているサラダ、パサパサのピラフ。
これなら居酒屋チェーンのほうがまだ美味しいです(笑)
今回だけなのか知りませんけどね。店舗の雰囲気と料理は期待しないほうがいいです。ドリンクはお酒も含めて飲み放題だったので、とりあえずアルコール入れてテンション上げるためにひたすら飲んでいましたよ(笑)
池袋開催になってからご飯が美味しくなった気がします。唐揚げもそこそこ美味しいものになりました。ウインナーも不味くはない。一回たこ焼きも出ました。ご飯系は結構いい感じに改善されたと思います。
オタパ2次会の様子
3時間にわたる1次会を終え、次はもちろん2次会です。
「30分後なのですぐに移動せねば‥」と思いきや、今回は同じ会場(笑)
「おいおい、雰囲気も変わらない場所で何時間いさせるんだよ!」「仕方あるまい。適当なカフェで休憩しようかなぁ~」
と思ったらスタッフが「会場出て階段に並んで待っててください」言い出した。
は???
30分、会場外の階段で全員立たされて待たされました(笑)後で参加者の男性(過去数回参加している人)に聞いたら、開催する回(多分参加者数)によっては別の場所になることもあるようです。
「17時20分から二次会受付開始しますので、その時間には集合してください」という仕組みになっていました。20分程度の空き時間なので、近場のゲーセンに1次会一緒に回った男性と一緒に音ゲーして過ごしました。運営も着実に改善してきていますね。
それはともかく、2次会は会場のテーブルが端に寄せられて、基本的には立食形式で移動が自由でした。
つまり、ここからがオタパ最大の戦場となるわけです!
例によってコスプレした司会が乾杯の音頭を取り、2次会スタート。参加者は結構多い‥たぶん参加率は半分以上と思われます。いい感じです!
早速、良さげと思った人たちに近づこうと画策‥するも‥だいたい良い人のところは輪ができている(笑)ひどいところは女性1人に3~4人の男性がついている(笑)!!!
仕方ないから1次会で話した人たちを見つけて「お疲れ様です~」と無難な話をしていました。これはこれで、仲良くなれてよいのですが、話したかった人たちと話せなかったので消化不良でしたね。この辺の反省も込めて、最後にオタパ攻略法を考察します。
オタパ攻略法考察
今回、1次会・2次会に参加して、色々反省するべきところはありました。結果としては何人かとつながることができたし、後日の約束も取り付けることが出来ました。この記事を書いている間も、ラインで日取りとか決めているので、参加した成果はあったと思います。
ただ「もっとこうしたほうが良かった」という点があるので、今後の(自分も含めた)オタパ参加者のために箇条書きにしておきます。
1次会編
- 1次会はPR文を元に、とにかく同席した人たちと話しまくれ。限られたチャンスの中で最大限に頑張れば、2次会、その後で楽になる。PR文に書いてあることを色々聞いていけば大体30分は終わる。
- ライン交換は礼儀と思われるので、できれば男性から、男性から来なければ女性からでも聞こう。
- さりげなく他のテーブルにいる人の様子を観察して、2次会で話したい人の目星をつけろ。
- 良い人と同席したら二次会行くか聞いて、行かなければその場で別日に食事をするなどの約束を取り付けよう。ただしごり押ししても結局は相手から拒否される(されなくても、終了後ブロックされる)だけなので、引き際も大事。
- 話したくない時は飲み物や食事をとりに行ったり、トイレに行ったりして時間をうまく潰すべし。
2次会編
- 2次会は乾杯の音頭の前から戦いは始まっている。話したい人の隣にいることが大事!
- 2次会での粘着は気持ち悪い。お気に入りの人に執拗に粘着している人は、相手はもちろん、周りから見てもドン引き。
- 2次会で相手からの反応がよくなければ、すぐに別のところにいったほうが効率的。粘着は無意味だし、周囲の人たちもその見苦しい姿を結構見ている。
- 同じ人と話してばかりでその場を去れない時は、ドリンクを取りに行って、帰ってくるときに別のグループに入ってしまおう。たまにドリンクも一緒に取りに行こうとすごい粘着質な人もいるが、そういう場合は同姓が多いところに避難して「女子or男子トークしたい」といって消えてもらおう。
- 解散後は当日中にラインで次に会う話を振っておく。オタパ熱はすぐ冷めるので、早めに次につなげるのが良し。
- 「この後3次会行きませんか~?」とさりげなく声をかけていこう。みんなで行く前提なら意外とみんなノリノリである。
こんな感じでしょうかね。鉄板攻略法ではありませんが、自分の反省点と周囲の状況を見てある程度客観的にまとめられたと思います。
オタクのあなたもぜひ次のオタパ!に参加してみましょう。思ったより楽しいですよ!
オタパ3次会報告
ここからはオタパ公式運営とは関係ない個人のお話になってきます。攻略法2次会編の最後に記述しましたが、オタパ当日いける人だけで3次会があるということで、私もついに3次会に行ってきました。
1次会も2次会も飲みっぱなしでテンション上がっていた私は、「え、この後みんなで飲みに行きましょうよ~」と適当なこといったら、既に3次会行くグループがあったらしく、それに便乗しちゃいました(笑)
オタパ(非公認)3次会は1・2次会会場と同じビルにある居酒屋でした。たぶん10人くらいいたと思います。カラオケに行った人もいたので、実際にはもう少し人がいたはずです。
とりあえず飲み放題コースにつまみだけで2千円くらい?それでとにかく飲んで騒いでいました。正直、あんまり記憶がありません(笑)それくらい盛り上がりました。
見る人が見ればばれますが、その場で覚えた新しい言葉「アド」を皆で連発して爆笑してました。「アド」とはカードゲーム用語らしいですが…?(笑)
プライベート飲み会報告
3次会の後、その場にいた人たちでライングループができ、日を改めてカラオケと飲み会を開くことになりました。総勢14名参加しました。場所はもちろん秋葉原でした。
私は日中に予定が入っていたので飲み会からの参加でしたが、カラオケ組は昼からお楽しみの様でした。5~6時間カラオケにいたそうです(笑)。
ということは既に仲良くなっている場に久しぶりに会う私が行っても馴染むのが大変!ということで、めっちゃ飲んでたら最終的に気持ち悪くなってダウンしちゃいました。飲み会自体は非常に楽しかったのですが、話した内容もあやふや(笑)
起きたら会計タイムで、終電もあるし帰宅しました。東京駅からグリーン車で寝たら平塚まで寝過ごし、電車がないからタクシーで藤沢まで戻りました。タクシー代6千円(笑)
池袋開催に初参加した感想
2018年2月。前回の参戦より2ヶ月ぶりに参加してみようと思い、オタパ公式サイトを見たら開催地が秋葉原から池袋になっていました。確かに秋葉原は男性向けのオタク要素が強いので、以前に参加女性が「池袋ならいいのにね~」とか言ってた記憶があります。
さて、思い立った段階で申し込んでも2カ月先になるのですが、運よく開催日直前に追加募集があり申し込むことができました。それで池袋のどこかな~と思っていたら、秋葉原開催の店舗の系列店(笑)まぁ東口の乙女ロードから近い場所です(笑)
当日、店舗が入っているビルに行ったらまさかのエレベーター待ちの行列が…街コンで待機列作るときの気まずさと言ったらこの上ない。店舗の造りと受付に時間がかかるので仕方のないことかもしれませんが、入場のスムーズさを改善してほしいですね。
店舗に入ってびっくり、机の番号が25までありました。つまり50対50が成立した!?とにかく人が多い!さすが池袋開催、女性参加者増えるのは間違いなさそうです。
ただどんなに人が増えても1次会3時間では6回転しかしないので、全員と話せるわけではありません。2次会参加しない人とは話せません。っていうか、2次会もなぜか立食形式からテーブル形式になっていました。これって、すごい辛い。まず最初に空いている席に座らざるを得ないし、移動したい時にもどこかの席が空いていないと話に行けないし、空いたとしてもそこのテーブルに目当ての人がいるかどうかはまた別の問題です。まぁ…運営も色々とアンケート結果など見ての判断だと思うので、こちらがそれに対応するしかないですね。
二次会は以前と同じ立食形式になっていました。スタッフさんとも自由に話せます。神楽のコスプレしたスタッフさんが癒しです。
最後に、当日、有志で三次会に行きました。ちょうど男女比半々になったし、サプライズもあったし、楽しかったです。
>>オタパ公式サイトはこちら
—以下、ちらしの裏の落書き—
なぜオタパに行くのか
何回か参加していると、「何で参加しているんですか?」「本当にオタクなんですか?」と聞かれることがあります。たぶん、振る舞いがオタクっぽくないのでそう見えるんでしょう。でも本当に真面目に素敵な出会いを求めて参加しています。
私の好きなアニメは大体SF・ファンタジー系、特に異世界ものやガンダムが好きなので、実際のところ話がかみ合わないことが多いのは間違いないです。スマホゲームはスターウォーズしかやってないし(笑)シャドバ?モンスト?A3?アンスタ?知らないよ!わかんないよ!
じゃあもう、ここに全部書いておきます。もし池袋開催でお会いしましたらどうぞよろしくお願いします。
- 異世界・転生系
- 灰と幻想のグリムガル、オーバーロード、このすば、SAO、ログホライズン、幼女戦記
- SF・ファンタジー系
- シュタインズゲート、サイコパス、東京喰種、うしおととら、ワールドトリガー
- ロボット系
- フルメタルパニック、アルノドアゼロ、シドニアの騎士、エヴァ、ガンダム(主に宇宙世紀)
- その他のアニメ
- 弱虫ペダル、おそ松さん、斉木楠雄の災難、わんぱんまん、ポプテピピック、うまるちゃん
- 映画
- スターウォーズ、ハリーポッター、ロードオブザリング、キックアス、バックトゥザフューチャー
- 海外ドラマ
- ラスベガス、シリコンバレー、アグリー・ベティ、ナルコス
- 俳優・声優
- 役所広司、堺雅人、小栗旬、石原さとみ、多部未華子、ブラットピット、レオナルドディカプリオ、大塚明夫、山寺宏一、榊原良子、日高のり子